読書のすすめ 第4号

★『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』

 今回紹介するのは、野球アメリカ大リーグで活躍しているイチロー選手の名言を集めた『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』という本です。プロとして体作りも重要ですが、それと共に心の持ちようを大切にしているのがうかがえます。

 いい結果を残すには、精神面のコントロールが非常に大切だということが伝わってきます。そしてどういう心持ちでいるべきなのか、ヒントになる名言が数々あります。その中の一部を紹介します。私の解釈はつけませんので、各人で味わっていただければと思います。

 

 「夢をつかむことというのは、一気にはできません。ちいさなことをつみかさねることで、いつの日か、信じられないような力を出せるようになっていきます。」

 「長く続く強い発見は、凡打をして、その凡打の理由がわかったときなのです。」

 「特別なことをするためには、ふだんの自分でいられることが大事です。」

 「勝ちを待っていてはなかなかきません。つかみに行かないといけません。」

 「ぼくは、1試合、1試合、ふりかえっています。まとめてふりかえることはしません。」

 「「できなくてしょうがない」は、終わってから思うことであって、途中にそれを思ったら、絶対に達成できません。」

 「気持ちが落ちてしまうと、それを肉体でカバーできませんが、その逆はいくらでもあります。」

 

 日本でだけでなくアメリカでも偉大なことを成し遂げた人だけあって、とても説得力があると思います。イチロー選手のこれからの活躍を期待しています。