2013年

12月

29日

梅草庵 daily life 第21話

★慣れは吸収力を落とす。

 冬期講習2013が始まり、約1週間。中1生のあるクラスの授業の中で、「メリハリを大事にしよう。」という話をしました。なぜ今さらそんな当たり前のことを伝えたかといいますと、学校生活にしても塾生活にしても、「慣れ」の時期に入っていると思ったからです。「慣れ」というのは、日常生活をストレスなく過ごすといういい面があります。ただその一方で、「慣れ」には、うまく付き合わないと実力アップを鈍くさせる一面があるとも思っています。

 中学校入ってすぐの時期を思い返してみてください。しっかりと中学校生活、そして勉強についていこうと、いい意味での緊張感の中で生活していたのではないでしょうか?そこには自分の全力を出そうとする意気込みが感じられます。しかし、日が経つ中で、いい悪いは別にして、生活する上での要領をつかむことができてきます。「まあ、このぐらいで大丈夫だろう。」みたいな感覚です。これが慣れです。

 この感覚は全力を出し惜しみしているとも言えるのではないでしょうか?

仮に自分の吸収力の全力が10だとして、慣れの態度で授業を受けていると、7~8の吸収力で日々過ごしていることになります(もちろん個人差はあります)。それが積み重なってくると、勉強の定着度合いの結果として大きな影響が出てくると思いませんか?勉強内容は中1の2学期頃から確かに難しくなってきます。ただ、得点力が伸び悩んだ時に、その原因を難易度に求める前に、内容を吸収する側として「自分の姿勢に問題がなかったか」、「手を抜いていなかったか」ということを振り返ることが大切だと思います。この点は、何も勉強に限ったことではありませんが、何か問題が起こった時に、いつも周りのせいにしているようでは、中々個人の成長は望めません。大概、問題点を挙げるだけで満足して終わってしまうからです(いわゆるグチ)。厳しいかもしれませんが、「考えうる限り、最大限自分のせいと思えるかどうか」、そしてその範囲を上げられるかどうかが、成長する人・成長がとどまる人の差ではないかと思います。