★心理的な壁を壊す
ここ最近の梅草庵は、2学期中間試験対策モード全開で、『英語ワンコインレッスン』(塾生無料)・『理科重点特講』・『自習道場』など特別授業も開講しておりました。1学期終了以後、新たな生徒も加わりましたので、「試験勉強では解くことが大事」ということを改めて伝えました。
「英語は90点以上が目標です。」
「5科で400点以上を取りたいです。」
こういった高めの目標を掲げる割に、「教科書を読む」、「ノート作りをする」、「暗記カードなどで覚える」。残念ながら、これらの勉強で満足しているケースもあるのです。
実際に定期試験で高得点を取ったことのある生徒(もしくは保護者の方)なら分かると思いますが、上記の勉強だけでは足りませんよね。「本当に覚えたのか?」のチェックが必要です。それには問題を解くことが必須です。「ワークを繰り返し解く」、「試験範囲に合った問題集を使って解く」などの取り組みです。実際に解いてみて初めて「これはできた!でも、この部分は定着が甘い。」などのことが分かります。
誰でも自分のミスを発見するのは気持ちのいいことではありません。しかし、塾内では「×を食らう強さを持とう!」と言っておりますが、本番前に×を食らっておけば修正する(覚え直しする)チャンスが生まれるのです。繰り返しますが、高得点を狙うのならば問題演習から逃げないことです。
これまでの塾生の中にも、試験勉強として問題演習になかなか手をつけない生徒がおりました。なぜだろう?と常々思っているのですが、出会ってきた生徒達の様子を振り返る限り、2つの傾向があるように思います。
①単純に面倒くさがっている。
②ミスするのが怖い。
よく考えてみると、①も②も勉強の理解力というより精神力の部分なのです。①は叱咤激励の仕方次第で改善しやすいのですが、②の方は根が深い問題です。日頃怒られているケースが多いとこうなってしまう確率が高いように感じます。「怒られる(ミスする)くらいなら、やらない方がいい。」という思考です。こういった生徒には「ミスしたって大丈夫!チャレンジしたんだから偉いじゃん!」ぐらいの雰囲気作りや声かけが大切です。勉強への心理的な壁を壊すのです。試験勉強というのは、生徒が1人で取り組む時間が物理的に長いわけです。急がば回れだとは思いますが、周りに頼りっきりではなく、生徒が独り立ちするには、こういった精神面を改善していくことが最重要だと思われます。