HOW TO STUDY いろいろ 第54号

★自分のベストを出せるようにする

 2017年になりました。そして3学期がスタートしましたね。中3生はいよいよ受験への追い込みの時期に入りました。毎年この時期になると言っていることですが、今年もお伝えしたいと思います。それは、「勉強量が増えることはいいことですが、夜更かしは禁物だ。」ということです。理想としては、遅くとも0時までには就寝しておくのが望ましいと思います(理由は後述します)。0時を越えて寝るのが当たり前になっている人は、少しずつ就寝時間を早めるようにしましょう。

 理由は大きく2つあります。1つは、夜中は脳が疲れており、内容の定着が甘くなるということです。どうせ同じ時間を取るのなら、脳が元気な朝型に切り替えた方が効率的ですよね(これは中3生に限らず全学年に共通しますね)。2つ目は、そろそろ自分のピークを入試本番の時間に持ってくることを意識しなければならないということです。入試本番というのはもちろん朝です。「夜遅い生活に慣れていたせいで、朝は頭が働きませんでした(>_<)」では済まされないのです。自分のベストを出せない状況を作り出しているのは、わざわざハンデを背負って受験するようなもので、もったいないのです。やるべきは逆です。自分のベスト(頭が回転すること)を入試時間に合わせましょう。人は起きてから頭が絶好調になるまでに2~3時間かかると言われています。ということは、逆算すれば起きるべき時間も見えてきますね。睡眠時間はきっちり取るべきですから(最低でも7時間ぐらいでしょうか)、さらに逆算すれば就寝するべき時間も出てきます。そうすると、0時より早く寝るべきだということが出てきます。

 

 さて、今まで夜型で来てしまった人は、分かっていてもすぐには直せないというのが実情ではないでしょうか?習慣を直すのには時間がかかります。でもやらねばなりませんよね。「自分は当てはまる」という生徒は、今日から15分ずつ早めるなど少しずつでもいいのでさっそく始めてみましょう。「いつかやろう!」では結局ダラダラと時は過ぎてしまうものです。「いつかやろう!」は「いつになってもできない。」と、以前後輩から教わった言葉を私も肝に銘じています。