★目標決めが早いと行動も早くできる
先日、中学生のあるクラスで高校入試のシステム・内申基準・学年末テストの大事さについて伝えました。高校進学への成績は、勉強の力を注ぐ強弱は別として、中1・中2生の時から頭には入れておくべきだからです。入試の話をすると、けっこう生徒の方から目標校のイメージを伝えに来てくれるもので、その度に嬉しく思っています。
新中3生(現中2生)にとっては、高校見学の山場は例年夏ごろに迎えることが多いですよね(気に入った高校ができた生徒は、一気に勉強魂に火がつきます)。ただ、それよりも前に自分なりに少しずつ志望校・成績目標を持っておくと、受験勉強における各行動の動き出しの早さにつながるという点でライバルに差がつけられます。今年の中3生からも「もっと中2の間に内申点を上げておけばよかった!」という声を聞きました。こういった先輩の声を無駄にしてはいけません。中3で死に物狂いでがんばっても、中2の成績が足を引っ張り、最終的に志望校を1ランク落とさなければいけないケースもあるのです。特に学校生活では提出物・授業態度に気をつけましょう。残念ながら、塾にいるので私は学校の授業態度まで見ることはできません。「模試の成績がこんなにいいのに内申点は意外と低いのか。」、「塾では落ち着いているのに、学校ではそうでもない。」という生徒は実際にいてしまうようです。もったいなさすぎます!裏を返せば、提出物・授業態度でマイナスされることがなければ内申点はけっこう稼ぎやすいのです。内申点が入試の全てではありませんが、内申点が高ければ志望校選びの可能性が広がるのも事実です。余裕を持った状態で最高学年を迎えるためにも、早い学年の内からがんばっておきましょう。
さて中3生たちよ、あと一息です。ここで気を抜くか最後まで完全燃焼するかが勝負の分かれ目です。誘惑に負けず勉強に集中しましょう。入試までの本気の取り組みに期待します。そして、忘れてはいけないのが体調管理です。「手洗い・うがい」という基本を大切に。