★問題を作る側にまわる
今回は数年前に流行った漫画『ドラゴン桜』からの勉強法です。国語と英語の両方に役立つ読解問題でのテクニックです。それは「読解問題での内容一致選択問題では、主張し過ぎている選択肢ははずせ!」というものです。
全ての問題に使えるかは疑問が残りますが、知識として得ておく分にはいい内容だと思います。このテクニックの根拠は、「たとえ同じ文章でも内容の捉え方は人によって違うから、あまりに偏った選択肢は作ることができない。」というものです。う~む、納得ではないでしょうか?つまり、それを踏まえると、「当たり障りの無い、無難な文が正解の可能性が高い。」ということになります。
このテクニック自体役立つものなのですが、私が一番すごいと思ったのは、問題を作る側の心理を読んでいる点です。学生のみんなは問題を解く側に回ることが圧倒的に多いですよね。しかし、それにただただ甘んじるのではなく、時々「問題を作る側の気持ちになってみる」のはどうでしょうか?このクセを習慣化すると、例えば学校の授業でも「この先生は試験でこういう問題を出しそうだな。」などが見えてくるのではないかと思います。これが見えるようになったら、直接試験の点数となって返ってくる可能性もありますね。おいしいですね(笑)。
このクセをつける簡単な練習法を一つご紹介します。それは先生が問題を出したら、「なぜこの先生はこの問題を作った〔選んだ〕んだろう?」と考えてみることです。そういう問題を作った〔選んだ〕のには当然わけがあります。そのわけとは、もちろん「生徒に覚えてもらいたいこと・理解してもらいたいこと」、や「間違いやすいもの」であるはずです。つまり、その先生がその単元に関して大切だと思っていることに他なりません。大切だと思うことは、試験問題に入れたくなるでしょう。その心理をうまく頂戴するのです。ただ、だからと言って授業中に「先生!なんでその問題にしたんですか?」などと聞くのはやめましょう。先生としては答えている時間がもったいないですし、何よりそれに答えてしまったら、その他大勢の考える作業を阻害します。質問するタイミングは授業後です!