HOW TO STUDY いろいろ 第58号

★先延ばしのリスク

 2018年になりました。当塾でも、年明け一発目の英検(1月)・漢検(2月)にチャレンジする生徒が多いようです。数検含め、これら検定ものは、学校の定期試験・塾の学力テストに並び、自分の力を試す場になります。ドンドン活用していきましょう。

 検定が学校の試験と大きく違うのは、受けることが強制ではないということです。他人から与えられたものではなく、「自分から目標を設定するもの」としてはうってつけのものだと思います。受験生になるとさすがに自分の課題が見えてきて、自分から勉強の設定ができるものですが、小学生はもちろん、中1・中2生であっても、自分で目標を設定することは中々難しいものなのかもしれませんね。今回検定にチャレンジしそびれた人は、次回ぜひチャレンジしてみましょう。

 

 さて、今回そんな検定に関して、少々気になった点がありました。それは、「締め切り直前に申し込む生徒が数人いた。」ということです。検定に限らないことですが、申し込みはもっと余裕を持って行いましょう。ギリギリまで迷っていた人はしょうがないですが、すでに申し込むことが決まっていた人はもっと早く申し込むようにしましょう。うっかり申し込みしそびれたというケースを防ぐのはもちろん、「パッとできることは先延ばしにしない」という習慣づけになります。この「先延ばしにしない」というのは、学力向上につながる勉強面全般に言えることです。当塾での身近な例では、日々の宿題や小テストのペナルティ練習などが挙げられます。さっさとやっておけばよいものを、溜め込んでいたせいで授業直前にやることになり、アップアップしてしまうことはありませんか?そんな状態では、たとえ取り組んだとしても、終わらせることに頭が行き、残念ながら内容の定着には結びついていません(学校でのワーク提出にも言えることですよ。)。このような、「アップアップサイクルで日々を過ごしてしまっているな」と心当たりのある生徒はすぐにでも切り替えましょう。例えば、ワークの提出は、出すのが目的なのではなく、内容を定着させるのが目的なのですから。

 生活習慣を変えるだけで、学力は飛躍的に向上します!