HOW TO STUDY いろいろ 第61号

★全力を注ぐ型をつくる

 史上初10連休と言われるゴールデンウィーク期間に入っています。この休み期間はリフレッシュに使う人も多いでしょうか?休み前の反応としては、中学生は部活に追われるという話をよく聞きました。

 一方、勉強しなきゃいけないはずなのに、遊ぶ予定をけっこう入れてしまったなあと心配になっている生徒がいるかもしれません。いい意味で開き直りましょう。もし本当に心配に感じるなら、遊んだ後に取り返せばいいのです。遊ぶときは遊ぶ。勉強するときは勉強する。メリハリが大事です。このゴールデンウィーク期間は充電期間、これから頑張るぞという思いがあれば大丈夫です。

 

 逆に一番心配なのは、勉強も休みも、何となく中途半端に過ごしている生徒達の方です。例えば、テレビを見ながらちょっと勉強して後はダラダラ、音楽を聴きながらちょっと勉強して後はダラダラなどは非常に心配です。「テレビや音楽があった方が私は集中できる、そして結果も出た。」という根拠のある自信を持っている人は別ですが、人間は同じときに複数の作業があるとそれぞれに対する集中力は減るというのが一般的です。自分の力が10だとすると、勉強に6・音楽に4というように、勉強に対して全力を注げていないことになります。そのことをプラスにとらえるならば、「ながら勉強」をしてきた人たちは、自分の力を最大限解放せずにここまで来たことになります。少しずつでいいですから、勉強・遊びに時間を区切って、その時間は一つのことに集中するということを試してみてください。振り返ってみて、お家の人から「勉強してからテレビを見なさい。」や「スマホ取り上げるぞ。」などと言われた経験のある生徒は多いかもしれません。集中力を高めるための愛のムチです(笑)。

 

 塾では中途半端な取り組みをしていると私から注意が飛んだり、クラスの友達が指摘してくれるかもしれません。しかし家(学校も?)ではある程度自分自身が気持ちを強く持たなくてはなりません。お家の人とのルールをしっかり守り、メリハリの利いた生活をしていきましょう。こういった土台が学力にも直結しますよ