HOW TO STUDY いろいろ 第63号

★記憶術メモリーツリー

 今回は『ドラゴン桜』という漫画から、「メモリーツリー」という記憶術を紹介します。手順を説明しますと、まずノートの真ん中に覚えようとしているある語句(教科書で黒字になっているような大事な語句がよい)を書きます。

これが木でいうところの幹にあたります。その幹を中心にその語句と関連する語句を次々と書いていくのです。これが枝葉にあたります。幹から出た語句(つまり枝葉)からさらに語句をつなげていってもOKです。こうやって真ん中から外にドンドン枝葉を増やしていくイメージで語句を書いていくのです。こういう書き方をすると、記憶に大切な要因である「関連づけ」と「強調」の効果があるようです。「脳は神経が網の目のようになっているから、メモリーツリーのように一種の網の目状に書いていくことは脳のメカニズムと合っている」という話も別の本で読んだ気がします。

 『ドラゴン桜』ではこの「メモリーツリー」は理科の勉強法で紹介されていましたが、暗記物すべてに使い道があると思います。社会の歴史ものや英単語など色々です。暗記物で苦戦している分野からでも少し試してみてはどうでしょうか?私も実際やったことがありますが、書いているだけで頭の中で内容がけっこう整理されていく気がしました。